神社・仏閣ランキング

竜神の息遣いを感じるかのような雰囲気
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十和田神社(とわだじんじゃ)

青森

十和田湖には二つの半島が突き出ており、中山半島の西側が「西湖」、日暮崎の東側が「東湖」、その間が「中湖」とそれぞれ呼ばれています。十和田神社は中山崎の付け根・休屋の奥に鎮座しています。平安時代の807年創建と伝わる神社で、流造の様式をたたえる本殿と、どっしりとしたしつらえの拝殿。細部までこだわりが見て取れる彫刻など、重厚な建築美に荘厳さを感じる佇まいとなっています。主祭神として日本武尊が祀られていますが、東北地方に色濃く残る水神信仰の象徴であったと言われ、奥の院には十和田山青龍大権現が祀られています。静謐とした雰囲気の中、今も竜神の息づかいを感じるかのような厳かな雰囲気に満ちた場所です。 付近には東北屈指のパワースポットの一つである”占場”があります。

厳かな雰囲気の本殿
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宝徳寺(ほうとくじ)

群馬

宝徳寺は室町時代(1450年頃)に創建された禅寺で、風光明媚な渡良瀬渓谷や古来から織物の生産地として名高い桐生市にあります。
本堂は、室町時代に主に京都の臨済宗を中心に造られた禅宗方丈様式と呼ばれる関東では大変珍しい造りをしています。
ここ、宝徳寺の一番の見所は「床」です。本堂内に28畳ある床に映り込む四季折々の風景はどれも素晴らしく、特に紅葉の時期に特別公開される「床もみじ」は、息をのむ美しさです。

717年に開創の真言宗別格本山の寺院
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那谷寺(なたでら)

石川

那谷寺は霊峰白山を開山したと伝えらえる泰澄禅師により717年に開創した真言宗別格本山の寺院です。 2017年には白山開山と同じく、開創1300年を迎えた日本でも屈指の古刹であり、境内には国の指定名勝でまるで山水画の様な「奇岩遊仙境」や、「本堂」、「三重塔」、「護摩堂」、「鐘楼」、「書院」といった重要文化財があり、見ごたえ充分です。寺院としては珍しい「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星を獲得しているのも 納得のラインナップと言えます。

白兎神を主神とする神社です
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白兎神社(はくとじんじゃ)

鳥取

白兎神社は約400年前にこの地に鎮座されたと伝わる由緒ある神社で、「因幡の白兎」の神話と所縁の深い白兎神を祀っています。
神話の時代、大国主命と八上姫との縁を取り持ったのがこの白兎神であり、この恋物語にちなみ白兎の地は「恋人の聖地」に認定されています。
神社の目の前に広がる美しい白兎海岸を眺めながら、神話の時代の恋物語に想いを馳せてみては如何でしょうか。

ハチの巣状の穴の下にある鳥居
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裏山寺(垂水遺跡)(うらやまでら(たるみずいせき))

山形

裏山寺(正式には垂水遺跡)は知る人ぞる知る山寺の名所です。
最上三十三札所「千手寺」の裏山にあることから裏山寺とも呼ばれていて、最澄や空海と同時代に唐に渡った名僧、慈覚大師円仁が修行の場として居住していたと伝わっています。
円仁大師が山形が誇る古刹「宝珠山立石寺」を開山する前に修行された由緒ある地です。
ここでは大正時代まで山伏が修行の場としていたことから、修験道とも関りが深く、ハチの巣状の岩場の割れ目には不動明王が祀られています。

歴史の重きを感じ取れます
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玉置神社(たまきじんじゃ)

奈良

玉置神社は霊峰玉置山の山頂近くに鎮座する神社で、紀元前37年、第十代崇神天皇の御代の創建と伝えらる古社です。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角をなす神社で、この地では弘法大師「空海」や、修験道の開祖「役小角(えんのおづぬ)」等、後世に名を遺した偉人達も修行したと言われています。境内にある樹齢3000年の神代杉は、当時の彼らの様子も見守っていた事でしょう。
社務所の襖には、幕末の狩野派の絵師・法橋橘保春らによる豪華な花鳥図が描かれており、こちらも必見です。

大福寺崖観音
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普門院船形山 大福寺 崖観音(ふもんいんせんぎょうさん だいふくじ がけかんのん)

千葉

大福寺は地元では”崖の観音”の愛称で親しまれている由緒あるお寺です。
本尊の十一面観世音菩薩像は、寺伝では奈良の大仏制作の総指揮を執った名僧「行基」が、東国行脚の折に神人の霊を受け、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、山の岩肌の自然石に十一面観世音菩薩を彫刻したと伝えれられいるそうです。千葉県内最古の磨崖仏(まがいぶつ)と言われていて、市の有形文化財に指定されています。
船形山の崖に張り出すように建っている観音堂の欄間に彫られている十二支の彫刻にも注目です。子・丑・寅・戌は江戸の名工で日光東照宮の眠り猫の制作者としても著名な左甚五郎の作と言われており、観音堂まで足を運んだ際には要チェックです。

武蔵御嶽神社
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武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)

東京

武蔵御嶽神社は御岳山頂(標高929m)に鎮座する由緒ある古社。平安時代の延喜式神名帳には「大麻止乃豆乃天神社」として記される。天平8年(736年)僧行基により蔵王権現が祀られて以来、東国蔵王信仰の中心地として知られるようになると、関東の有力な武将達から信仰を集め、源頼朝による社殿の修理、また有力御家人であった畠山重忠は鎧や太刀を奉納したと伝えている。その後も、室町時代には足利家の寄進、徳川家康が関東に入国すると江戸の西の護りとして朱印地30石が寄進され、幕府により社殿を改築。現在の社殿は、徳川綱吉の造営(1700)によるもの。江戸中期には庶民の社寺詣でが盛んになると共に、御嶽信仰が関東一円に拡がり、農耕の神として講が組織され現在まで篤い信仰は続く。このころ、日本武尊を助けた日本狼の伝説から、御嶽大神のお使いでありながら「大口眞神」として、オオカミ信仰も盛んに広まり、今もなお崇敬を集めている。現在は愛犬家の参拝者も増えている。また江戸時代から伝わる無形文化財の太々神楽を伝え、年数回一般に公開する。隣接する宝物殿には国宝をはじめとした貴重な物品が多数展示されている。

中鳥居から楼門へ
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丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

和歌山

丹生都比売神社は1700年以上前に創建されたと伝えられている紀伊国一之宮で、全国に約180社ある丹生都比売神社の総本宮です。
丹生都比売大神は弘法大師空海に高野山を授け、鎌倉時代の元寇の際に神威を発揮されたとも云われる神で、古来より多くの信仰を集めています。
本殿四殿は日本最大規模の春日造りで、淀君が寄進したといわれる神様が渡る橋「輪橋」や、ここから見える「楼門」はともに重要文化財に指定されており、絶好のフォトスポットです。
ご神犬様も毎月一般公開されています。

鳥居の先が異次元の世界のよう
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上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)

熊本

上色見熊野座神社は、地元では「権現さん」と呼ばれ親しまれている神社です。参道には100基近くの灯篭が並び、深い緑と静寂に覆われた境内は幻想的な雰囲気に包まれています。
本殿の後方には、阿蘇の大明神・健磐竜命(タケイワタツノミコト)に追われたの鬼八法師が蹴破って逃げたといわれる大風穴「穿戸岩(うげといわ)」があり、縦横10メートル以上の大穴はその迫力に圧倒されます。
また、ここは熊本県出身の漫画家・緑川ゆき先生の作品「蛍火の社へ」の舞台となっていて、作品の聖地巡礼のスポットでもある知る人ぞ知る神社です。

未知×魅力の高い神社・仏閣

五棟の社殿が並ぶ姿は壮観

赤神神社 五社堂(あかがみじんじゃ ごしゃどう)

秋田

赤神神社は、唐にも渡った名僧・慈覚大師円仁によって860年に創建された赤神山日積寺永禅院が始まりとされる神社です。
赤神神社五社堂には、五体のナマハゲが祀られているとされています。
その歴史を辿ると、「ナマハゲ」の誕生の地ともいうことができるのがこの神社です。
五社堂への石段999段は鬼が積んだともいわれており、由縁は鬼と住民とのある勝負にあります。
ある時悪さばかりしていた鬼に困った住民が、一夜で千段の石段を築くことができれば1年に1人ずつ娘を差しだすと勝負を申し出ました。
しかし、鬼はあと一段というところで、鶏の鳴き声が聞こえ勝負に負け町から遠いところに行ったしまいました。
しかしこの鳴き声はある住民が鳴き声を真似して発声したものだったのです。
それ以降町に鬼は来なくなりましたが、それも寂しくなった住民が一年に一回鬼の格好をして町を歩くようになったのが今のナマハゲとされています。

神聖な世界への入り口です

天岩戸神社(あまいわとのじんじゃ)

宮崎

天岩戸神社は神話の舞台である天孫降臨の聖地、高千穂に鎮座する神社で、ご神体は天照皇大神がお隠れになったという
「天岩戸」と呼ばれる洞窟です。 岩戸川をはさんで鎮座する西本宮と東本宮は両社とも、天照皇大神を祀っています。
川上にある「天安河原」は天地が闇に覆われた際、八百萬の神々が集まり対策を相談をしていた場所と言われ、
厳かで静寂な雰囲気に包まれた場所です。
ここでは、願い事をこめながら小石を積むと願いが叶うという伝説があり、多数の小石が積み上げられています。

断崖絶壁に建てられた非常に珍しい神社

聖神社(ひじりじんじゃ)

高知

断崖絶壁に建てられた非常に珍しい神社です。まさにその様は秘境の神社ですが、その歴史も明らかにされていない秘密だらけの神社です。全国的にもこのような神社は非常に珍しいとされています。その佇まいと神秘的な姿に見る人の心も洗われるでしょう。現存する境内は1989年に修復されたものですが、建立時期は明らかになっていません。

歴史を感じさせられます

事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)

静岡

事任八幡宮は、創建年代は不詳ですが、第13代成務天皇の御代との記録がある由緒ある神社です。言霊の神を主祭神とする全国で唯一の神社で、平安時代には清少納言の枕草子にも「ことのまま明神いとたのもし」と登場します。「思いのままに願いが叶う」神社として信仰されており、古来より人々の心の拠り所となっていました。 境内にはドームの様に覆いかぶさるご神木の楠の枝が、まるで屋根の様に境内全体を包み込んでくれている安心感があります。ご神木の大きな耳の形をした穴は神様が耳を傾けていると言われています。伝えたい言葉をそこにそっとつぶやいてみましょう。

多度山の由緒ある神社

多度大社(たどたいしゃ)

三重

『お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば方参り』と謳われた多度大社は北伊勢大神宮とも呼ばれ、神が坐すという神体山「多度山」に鎮座する由緒ある神社です。 社伝によれば五世紀後半、第21代雄略天皇の御代に社殿が造営されたと伝わっています。本宮の横には滝があり、また、背面には多度山が聳え、深山幽谷の趣が感じらる知る人ぞ知る神社です。 また、多度大社には1500年前から神の遣いである白馬が棲むという「白馬伝説」があり、白馬にちなんで神馬舎には神馬「錦山」号が参拝者を迎えてくれます。 「上げ馬神事」は華麗な若武者が乗馬で一気に坂を駆け上がる勇壮な神事も見ものです。(毎年5月4日・5日開催)

趣ある海岸山岩屋寺

海岸山岩屋寺(かいがんざんいわやじ)

愛媛

岩屋寺は四国八十八霊場の45番札所です。
標高700mにあり、奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるように堂宇がたたずむ典型的な山岳霊場で、古来より修験者の修行の場ともなっていました。
弘法大師がこの地を訪ねたのは弘仁6年とされていいて、大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置し、また、石像を奥の院の秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をされたと伝えれます。また、鎌倉時代の中期には一遍上人もこの古刹で修行したとされます。
大師堂は国指定重要文化財、寺域は国の名勝、県立自然公園の指定地でもあります。

正面から見た存在感のある鳥居

仙台東照宮(せんだいとうしょうぐう)

宮城

全国にある東照宮は、徳川家康公を祀る神社として建立されました。
仙台東照宮は仙台藩2代目藩主忠宗公により1654年に創建された神社で、仙台城の鬼門である艮(うしとら)の方位(東北)に鎮座しており、
仙台の守護神として昔も今も人々より変わらぬ信仰を集めています。
社殿造営は、当代指折りの名棟梁・梅村氏が受け持ち当時の技術の粋を尽くした造りになっています。
現代でも国指定重要文化財として高く評価されており、政宗公から続く伊達文化の「粋」が感じられる神社です。

潮がひくことで現れる参道

小島神社(こじまじんじゃ)

長崎

壱岐の内海湾に浮かぶ小島に鎮座する小島神社は、「壱岐のモンサンミッシェル」とも呼ばれている魅惑の神社です。干潮時の数時間、時間限定で海面から現れる参道を歩いて参拝することが出来ます。干潮のタイミングでの参拝となるので、満月の下での参拝などロマンチックなシチュエーションも有り得ますね。
運よく、参拝出来た方には一つだけ注意事項が。ここは古来から島全体が神域とされていて、小石から何から一切の持ち出しを禁止していますのでご注意ください。次の世代にもこの素晴らしい神域を遺していきたいですね。

神磯の鳥居

大洗磯前神社(おおあらいいそまえじんじゃ)

茨城

茨城県の大洗岬にあり、大己貴命(おおなむちのみこと)・小彦名命(すくなひこなのみこと)の2柱をお祀りしています。
関東有数の大きな鳥居は圧巻、「神磯の鳥居」は、神が降り立ったと言われる神聖な場所と言われている。
県指定文化財の本殿をはじめ関東一の大鳥居として知られ,古くから家内安全,海上交通の守り神として信仰を集めてきました。
境内には高浜虚子三代句の碑などがあります。

神々しく趣ある神社です

宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ)

栃木

宇都宮二荒山神社の創建は1600年前と言われており、宇都宮の始祖,豊城入彦命を祀っています。
発展した都市部に突如出現する大鳥居を抜けると、大正時代まで宇都宮の「イロハ坂」と呼ばれていた石段が続いており、下野國一之宮の格式高い神社は見物です。