九州の北にあり、陸・海・空の交通をつなぐ結節点である九州・アジアの玄関口として国内外からたくさんの人が集まる国際都市・福岡。自然の恵みを味わう美食や夜を彩る福岡の食と酒の文化、伝統的な祭りや観光スポットなど、見所も充実しています。
今回は「福岡ってどんな街?」「どうやって楽しむのがいいの?」とお悩みの方のために、福岡の魅力を「おなかいっぱい」楽しめる1泊2日のモデルコースをご紹介します!
新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルスの影響で日々状況が変化していますので、最新情報については各施設のHPをご確認ください。 また、外出自粛要請の出ている地域において、不要不急の外出はお控えください。 感染症の予防および拡散防止のために、咳エチケット・手洗い・アルコール消毒・マスク着用などを心がけるようお願いいたします。
【1日目】博多駅からはじまる福岡旅行!福岡らしさ満点の定番スポットと美食を堪能
福岡観光の拠点は規模や利用数において九州最大の博多駅!飛行機で福岡空港に降り立った方にも便利な地下鉄で2駅の好立地にあります。
福岡到着の初日は、福岡らしさ満点の博多周辺の観光スポットや名物グルメを堪能して、「これぞ福岡~!」を堪能しましょう。
博多は名物グルメが自慢の街。到着から眠りに就くまで、心ゆくまで美食をお楽しみください!
まずはエレルギー補給!「博多めん街道」で本場博多の豚骨ラーメンを!
福岡に到着したらまず、観光に向けての腹ごしらえを!博多名物といえばやっぱり、豚骨ラーメン。博多の名物の筆頭で全国的にも有名ですが、博多の街にはおいしいラーメン店が多すぎる、といった困り事も。
そんな方は博多駅直結の「博多めん街道」で、博多の人気店の味をご堪能ください。12店舗ほどの個性豊かなラーメン店が入っていますが、おすすめは臭みが少なめであっさりとした豚骨ラーメンがいただける「shin shin」。いつもたくさんの人で賑わっています!
博多めん街道の基本情報
- 店名
- shin shin 博多デイトス店
- 営業時間
- 11:00~24:00(L.O. 23:30)
- 定休日
- 博多デイトスに準ずる
- 住所
- 福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2F「博多めん街道」
- 電話番号
- 092-473-5057
- 公式サイト
- https://www.jrhakatacity.com/floor/df2.php
道真公ゆかりの太宰府天満宮で学問成就を祈願する
おなかがふくれたらさっそく観光へ繰り出しましょう。
有名な観光地「太宰府天満宮」に向かいます。天神様として崇められる菅原道真公をお祀りする神社は全国で約12,000社あり、このうちの総本宮としても有名です。アクセスは博多駅から太宰府行きのバスを利用すると便利ですよ!
池に掛かる橋を渡ると、その先にある華麗な本殿が圧倒されるでしょう!天神様は学問・至誠・厄除けの神様として有名で、県内外また国内外から年間に1000万人もの人が集まるんだとか。
特にたくさんの人が訪れるのは1月~3月。入試に向けてのご挨拶に、学生達がぞろぞろと集まってきます!きれいな梅や桜も楽しめる花の名所としても人気です。
ちなみに太宰府天満宮がある太宰府市は約15%が史跡地という、歴史情緒溢れる街。時間があれば、その他の史跡や神社仏閣を巡るレンタサイクル旅もおすすめです。
太宰府天満宮の基本情報
- 施設名
- 太宰府天満宮
- 開門時刻
- 春分の日より秋分の日の前日まで6:00(上記以外の日は6:30)
- 閉門時刻
- 4月・5月・9月・10月・11月は19時00分、6月・7月・8月は19時30分、12月・1月・2月・3月は18時30分
- 定休日
- なし
- 住所
- 福岡県太宰府市宰府4-7-1 太宰府天満宮社務所
- 電話番号
- 092-922-8225
- 公式サイト
- https://sp.dazaifutenmangu.or.jp
太宰府天満宮参道でお土産探しにおやつタイムを堪能
太宰府天満宮訪問のお楽しみは、参拝後の参道散策にもあります!
太宰府天満宮参道は全長400m。太宰府門前町として栄えた歴史を持ち、今でも太宰府観光の甘味の定番「梅枝餅」のお店やお洒落な雑貨、お土産屋など見所が豊富です。
休憩所にも最適なカフェや食事処も多く、著名な建築家隈研吾さん設計のスターバックスコーヒーも人気です。
心に春を感じる甘さ!「かさの家」で梅ヶ枝餅を
道真公の大好物だった餅をもとに作られ、太宰府名物として愛され続けている「梅ヶ枝餅」。もち米とうるちを使った生地に小豆あんを入れて専用の型で焼き上げられ、その香ばしさと素朴な甘さのハーモニーは、何個でも食べられそうなおいしさ!創業は大正11年という老舗「かさの家」で太宰府名物の梅ヶ枝餅をお楽しみください。
かさの家の基本情報
- 店名
- かさの家
- 営業時間
- 11:00~18:30
- 定休日
- なし
- 住所
- 福岡県太宰府市宰府2-7-24
- 電話番号
- 092-922-1010
- 公式サイト
- http://www.kasanoya.com/umegaemochi.html
福太郎太宰府店のめんたいたっぷりのおにぎりも外せない
博多名物めんたいこや明太を使ったせんべいである「めんべい」でお馴染みの「福太郎」も参道にあります。こちらでは、めんたいがたっぷりと乗った焼きおにぎりやめんべいをトッピングしたソフトクリームなど、小腹を満たすのにちょうど良いメニューがたくさん!
お土産も購入できますよ。
福太郎太宰府店の基本情報
- 店名
- 山口油屋福太郎 太宰府店
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 12月31日
- 住所
- 福岡県太宰府市宰府1-14-28
- 電話番号
- 092-924-0088
- 公式サイト
- https://www.fukutaro.co.jp
博多名物!「一藤」で絶品のもつ鍋をいただく
太宰府観光が終わる頃にはそろそろおなかもペコペコになる時間に。博多エリアに戻って、博多の夜を楽しみましょう!
まずはもつ鍋店激戦区の福岡エリアで百年も続く老舗「一藤」。新鮮で大ぶりのモツが口の中でとろけ、ほのかな甘みも感じられる絶品のもつ鍋がいただけます!スープはポン酢・醤油・味噌から選べますが、白味噌仕立ての「味噌」が一番人気だそう。
博多らしいもつ鍋を楽しみたい方には醤油もおすすめ。九州の焼酎と合わせてお楽しみください!
もつ鍋一藤の基本情報
- 店名
- もつ鍋一藤 博多店
- 営業時間
- 10:00~16:00(食事は15:00まで)
- 定休日
- 不定 (年34回 ※その他大晦日、元旦は店休日となります)
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前2-4-16
- 電話番号
- 092-451-7888
- 公式サイト
- https://www.ichifuji-f.jp
福岡博多の夜は長い!屋台「小金ちゃん」で1日目を〆る
博多を満喫するなら夜はハシゴが基本!二軒目に紹介するのは福岡名物の屋台から、焼きラーメンの元祖として有名な「小金ちゃん」。
天神エリアの親富孝通りにあり、いつも長蛇の列ができている人気店です!焼きラーメンとは、野菜と麺を豚骨ラーメンのスープと特製のソースを加えて炒めたもので、とろっとしたあんかけのような新食感が楽しめる逸品。コクとうまみが最高でお酒との相性も抜群なんです!並んででも行きたい名店です。
小金ちゃんの基本情報
- 施設名
- 小金ちゃん
- 営業時間
- 月・火・水18:30~翌1:30(L.O.翌1:00)、金・土18:30~翌2:00(L.O.翌1:30)
- 定休日
- 木曜、日曜(月曜が祭日の場合は日曜営業、月曜が休み)
- 住所
- 福岡県福岡市中央区天神2 三井ビル裏親不孝通り入口
- 電話番号
- 090-3072-4304
【2日目】少し足を延ばして北九州エリアの門司港レトロを散策
2日目の観光には、情緒ある雰囲気を感じられる門司港エリアをご紹介。福岡県北九州市にあり、山口県下関と海を挟んだお向かいにある門司港は、明治初期に開港してから120年ほどの歴史を持ちます。
国際貿易の拠点として栄えた港として有名ですが、それよりもっと昔には源氏と平氏による壇ノ浦の戦いや宮本武蔵と佐々木小次郎による源流島の決闘の地としても知られている、歴史的な見所とレトロの雰囲気に満ちた福岡の隠れた名所です。
博多駅から快速電車で1時間半、新幹線も合わせて使えば50分ほどでアクセスできます。
門司港レトロの街並みの散策を楽しむ
アジア諸国へのアクセスに優れていたために、国際貿易の拠点として政府からも手厚い保護を受け、過去には神戸や横浜と並び日本三大港に数えられた程に栄えていましたが、戦後にはその繁栄も大きく衰退。歴史を紡ごうとする有志によって、今の大正ロマンな観光地として再興を遂げたのです。
観光の拠点は国の重要文化財である「門司港駅」。1914年に開業し2019年に復元工事完了しました。「帰り水」や「幸運の手水鉢」など駅の中にも歴史のエピソード溢れる見所が点在。この門司港駅周辺の観光地エリアを門司港レトロと呼び、ミュージアムや遊覧船、展望台を始め、さまざまな観光スポットが集まっています。
全国最大級のはね橋「ブルーウィング門司」は恋人の聖地に認定されていて、一緒に渡ると幸せになれるというジンクスも!
明治時代に建てられた三井倶楽部や旧門司税関は、門司港レトロたらしめるお洒落な佇まいで、現在はカフェやギャラリーとして活用されています。
門司の高台に位置する「和布刈公園」から福岡と山口の県境を望む
門司港レトロの合わせて楽しみたい展望公園として有名なのが、高台に位置する「和布刈公園」。市バスや観光トロッコを利用して訪れましょう!バードウォッチングや花見の名所としても人気ですが、関門海峡と関門橋を一望できる展望台からの大パノラマが見所です。他にも圧巻の源平壇ノ浦合戦絵巻壁画もお見逃しなく。
和布刈公園の基本情報
- 施設名
- 和布刈公園
- 住所
- 北九州市門司区大字門司
- 電話番号
- 093-322-1188
- 公式サイト
- https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kensetu/file_0302.html
あたたかな空気が流れる「こがねむし」で門司の名物グルメ焼きカレーを
門司港レトロの中心地から徒歩4~5分。門司港名物の「焼きカレー」を楽しめる名店「こがねむし」で心安らぐランチタイムを!
いかにも純喫茶という佇まいの店内に入ると、明るくて優しい心遣い店員さんがおもてなししてくれます。一番人気のメニューは「焼きカレー」。後味でじんわりスパイスを感じる程度の優しい味わいが特長です。食材の旨味と甘味が存分に活きていて、トッピングされた揚げオニオンや刻みベーコン、コーンが良いアクセントに!真ん中に落とされた半熟の玉子はお好みのタイミングでどうぞ。
こがねむしの基本情報
- 店名
- こがねむし
- 営業時間
- 11:45~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:00(L.O.20:20)
※但し、昼、夜とも売り切れ次第終了 - 定休日
- 金曜日(祝日の場合は営業、前日休み)
- 住所
- 福岡県北九州市門司区東本町1-1-24
- 電話番号
- 093-332-2585
門司港レトロ海峡プラザで福岡旅行のお土産探し!
門司港レトロの中心施設とも言える「門司港レトロ海峡プラザ」には、個性的なカフェやお土産店がたくさん入っています!占いやフィッシュスパなどの体験施設までありますので、派美の記念に試してみてはいかがでしょう。
また海峡プラザには絶対外せないフォトスポットが!ローカルヒーローである2色のバナナマンとポーズを決めましょう。
門司港は「バナナの叩き売り」の発祥地でもあるため、他にもバナナモチーフのお土産商品がたくさんありますよ。ちなみに向かって右のバナナマンは「愛と正義の使者」、左のバナナマン・ブラックは「エコの節電の使者」です。チャーミングですね!
門司港レトロ海峡プラザの基本情報
- 施設名
- 門司港レトロ海峡プラザ
- 営業時間
- 物販10:00〜20:00/飲食11:00〜22:00 (※店舗により異なる)
- 定休日
- なし
- 住所
- 福岡県北九州市門司区港町5-1
- 電話番号
- 093-332-3121
- 公式サイト
- http://www.kaikyo-plaza.com
福岡にはたくさんの見所と美食あり!
今回は九州の玄関口福岡を1泊2日で巡るモデルコースをご紹介しましたが、気になるスポットは見つかりましたか?見所も美食も豊富な福岡で、心と体を喜ばせるご機嫌旅をぜひお楽しみください!