東京の北東に位置する茨城県は太平洋に面し、東の富士と呼ばれている筑波山、日本で2番目に大きな湖の霞ヶ浦など、豊かな自然に恵まれています。都心に近いせいか観光地としては見逃されがちですが、実は魅力的なスポットがたくさんあるんです。今回は読むと茨城に行きたくなっちゃう、おすすめ観光スポットを紹介します。
新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルスの影響で日々状況が変化していますので、最新情報については各施設のHPをご確認ください。 また、外出自粛要請の出ている地域において、不要不急の外出はお控えください。 感染症の予防および拡散防止のために、咳エチケット・手洗い・アルコール消毒・マスク着用などを心がけるようお願いいたします。
首都圏から日帰り旅行も可能な茨城
東京都に近い茨城県は首都圏からのアクセスも充実。「つくばエキスプレス」なら秋葉原からつくばまで45分、「特急ひたち」なら東京から日立まで90分と、十分日帰りでも楽しめる距離です。
実は電車だけじゃなく高速バスの本数も多く、電車の通っていない地域にも行きやすいんです。しかもリーズナブル!東京からひたちなか海浜公園までは、片道2,300円で行けちゃうんですよ。
茨城の絶景スポット5選
自然豊かな茨城には絶景スポットがたくさん!海に湖、そして地図に載っていない場所まで!おすすめの時間帯とともに紹介します。
神磯の鳥居(大洗町)
岩礁の上に建つ「神磯の鳥居」は、大洗磯前神社の鳥居の一つ。荒々しい波しぶきと鳥居の神々しい風景は、茨城でも有名なフォトスポット。おすすめは早朝!日の出スポットしても有名で、赤と青のグラデーションの空に浮かぶ鳥居は幻想的!
神磯の鳥居がある大洗は、人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となった町。テレビアニメや映画を見てから出かけると、聖地巡礼の旅も楽しめますよ
神磯の鳥居の基本情報
- 施設名
- 神磯の鳥居
- 住所
- 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8249-1
- 電話番号
- 029-267-2637(大洗磯前神社)
- 公式サイト
- http://oarai-isosakijinja.or.jp/
国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)
春になると一面青いネモフィラの花が咲く「みはらしの丘」が、絶景スポットして有名な「国営ひたち海浜公園」。
とにかく大人気で、ネモフィラのシーズンには毎年多くの人が訪れます。なるべく人がいない景色を写真に納めたい場合は、開園直後の15分が勝負です。みはらしの丘に一番近い「翼のゲート」に並び、開園と同時に向かいましょう。歩いて10分ほどです。
春のネモフィラ以外にも、秋には一面のコキアがみはらしの丘を真っ赤に染め、そちらも見事な景観ですよ。
国営ひたち海浜公園の基本情報
- 施設名
- 国営ひたち海浜公園
- 開園時間
- 9:30〜17:00(3月1日〜7月20日、9月1日〜10月31日)、9:30〜18:00(7月21日〜8月31日)、9:30〜16:30(11月1日〜2月末日)
※ネモフィラの時期は7時開園の日もあり - 入場料
- 大人 450円、中学生以下 無料、65歳以上 210円
- 定休日
- 毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)、12月31日、1月1日、2月の第1月曜日からその週の金曜日まで
※毎日開園 3月26日〜5月31日、7月21日〜8月31日、10月1日〜10月31日、12月25日〜30日、1月2日〜7日 - 住所
- 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
- 電話番号
- 029-265-9001
- 公式サイト
- http://oarai-isosakijinja.or.jp/
大洗サンビーチ(大洗町)
まるでウユニ湖のような写真ですが、この絶景も茨城県。最近ではリフレクションビーチとしてSNSで話題の「大洗サンビーチ」です。
水がきれいで遠浅の海岸は、子どもからシニア、そして障がい者も楽しめるユニバーサルビーチとして、夏は大賑わい。しかし、人が少ない朝や夕方には海水が鏡のように反射して、フォトジェニックな写真が撮れます。
撮影にベストなのは、風のない日の満潮から干潮へと向かう時間帯。低い位置から撮影すると、きれいに映りこみした写真を撮ることができます。
大洗サンビーチの基本情報
- 施設名
- 大洗サンビーチ
- 住所
- 茨城県東茨城郡大洗町大貫町地先
- 公式サイト
- https://www.oarai-info.jp/page/page000417.html
霞ヶ浦 帆引き船(土浦市・かすみがうら市・行方市)
日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」。茨城県の1/3を占める広さで、場所によっては朝日も夕日も見ることができます。
シラウオやワカサギなど、水産資源も豊富で古くから漁業も盛んでした。茨城県の漁師によって考案された帆引き船が霞ケ浦の漁業を支えてきましたが、昭和40年代、動力船によるトロール漁が主流となり、帆引き船は姿を消してしまいました。
しかし、大きな帆に風をはらんだ美しい帆引の姿は人々の心に残り、観光船として復活。土浦市、かすみがうら市、行方市の3ヶ所から出航しています。7月から12月上旬の土日祝日、帆引き船が霞ヶ浦を進む姿を見ることができますよ。
夕暮れの帆引き船は言葉にできない美しさ!
「道の駅たまつくり」では、霞ヶ浦で養殖しているナマズを使ったナマズバーガーをいただくことができます。見た目からは想像できない、淡白な白身魚のようなおいしいさ!帆引き船見学に出かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
霞ヶ浦 帆引き船の基本情報
- 施設名
- 霞ヶ浦 帆引き船
- 営業時間
- 帆曳船13:00~15:00の間運航、遊覧船9:30~16:00季節で変更有
- 料金
- 遊覧船 大人 1,540円~
※帆引き船には乗船できません。 - 定休日
- 遊覧船は無休。帆曳船は7月21~10月中旬金土日祝のみ運航
- 住所
- 茨城県土浦市有川口2
- 電話番号
- 029-821-4166(土浦市観光案内所)
- 公式サイト
- https://www.ibarakiguide.jp/seasons/recommend/kasumigaura-hobikisen.html
※上記は土浦市の情報です。かすみがうら市、行方市は営業時間、料金、定休日が違います。
かすみがうら市観光協会(029-897-1111)、行方市観光協会(0299-55-1221)
石切山脈(笠間市)
最後に紹介するのは穴場の絶景スポット。
まるで古代遺跡のようなこちらの場所は、茨城県笠間市稲田にある稲田御影石の採石場で通称「石切山脈」。稲田御影石は国会議事堂や最高裁判所などに使われていて、「白い貴婦人」と称されるほどの美しい石です。
70年かけて掘り進んだ採石場は、地下水が湧き出て湖のようになっています。でも、名前もなければ地図にも載っていないんですよ。
テレビのロケや有名アーティストのPVなどの撮影も行われています。
株式会社想石の私有地ですが、入場料300円で見学できます。展望台には稲田御影石の彫刻が飾られ、こちらも絶好のフォトスポット!
完全予約制のプレミアムツアーは、専用ガイドと一緒に現在採石中の採掘現場をまわります。
石切山脈の基本情報
- 施設名
- 石切山脈
- 営業時間
- 9:00~16:00
- 入場料
- 大人300円、中学生以下無料
※完全予約制のプレミアムツアー参加の場合は別途大人1,000円、中学生以下500円。 - 定休日
- 不定休(※年末年始:12月28日~1月3日休業)
- 住所
- 茨城県笠間市稲田4260-1
- 電話番号
- 0296-74-2537
- 公式サイト
- https://www.ishikiri-sanmyaku.com/
茨城のパワースポット3選
多くのパワースポットが点在する茨城県。最近注目されている3ヶ所を紹介します。鹿島神宮(鹿嶋市)
旅に出ることを「鹿島立ち」というように、「鹿島神宮」はかつて、武士や防人が旅立ちの前に道中の無事を祈願する場所でした。そして、祀られている勝利の武神「武甕槌大神(たけみかづちのみこと)」は、邪魔するものをはねのけて進むパワーを授けると言われています。人生のターニングポイントのときなど、ぜひ参拝したい場所です。
武甕槌大神はちょっと荒々しい神様。今は眠っているので、柏手は音を立てずに静かに叩くよう注意してくださいね。
そんな鹿島神宮ですが、実は境内に2つハートスポットがあり、見つけると恋愛運がアップすると話題になっています。1つは須加社近くにある石灯篭。もう1つは参道に枝がハートになった木があります。探して見てくださいね。
鹿島神宮の基本情報
- 施設名
- 鹿島神宮
- 参拝時間
- 24時間
- 定休日
- なし
- 住所
- 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
- 電話番号
- 0299-82-1209
- 公式サイト
- http://kashimajingu.jp/
御岩神社(日立市)
日本最強パワースポットとして、密かにクチコミで伝わっているのが「御岩神社」。アポロ14号のクルーが、地球から1本の光の柱が立っているのを発見。調べてみたところ、その光は御岩神社から出ていたという、にわかには信じがたい逸話を持つ神社です。
実際に出かけてみると、その話は本当かもと思えるくらい荘厳な雰囲気。御岩神社には188柱の神様が祀られていて、ほぼ日本中の神様がいらっしゃるといっても過言ではありません。なので、神様の誰かが願いを叶えてくださるそうで、どんな願いも叶う神社と言われています。
奥の宮まで行く場合は山道を20分ほど登ることになるので、装備をしっかりして行きましょう。
御岩神社の基本情報
- 施設名
- 御岩神社
- 参拝時間
- 6:00〜17:00、6:00〜15:00(登拝時間)
- 定休日
- なし
- 住所
- 茨城県日立市入四間町752
- 電話番号
- 0294-21-8445
- 公式サイト
- http://www.oiwajinja.jp/
泉神社(日立市)
「泉神社」はさまざまなご縁を結んでくれるパワースポット。祀られている天速玉姫命は、とても美しい女神さまです。
境内には地面からこんこんと水が湧いている、エメラルドグリーンの泉があります。あまりの透明度に泉を泳ぐ鯉は、まるで空中を浮かんでいるかのよう。お天気の良い日は木漏れ日がきらめき、息をのむ美しさです。
この泉が縁結びのパワースポット。奈良時代の郷土史には、泉のたもとには若い男女が食べ物やお酒を持って集まり、楽しいときを過ごしていたと記されていて、今でいう「出会いの場」だったのです。多くのカップルの幸せな思いが、訪れる人たちに縁結びのパワーを授けているのかもしれません。
携帯電話の待ち受けにすると、素敵なご縁に恵まれるとか。恋愛以外のご縁にも効果ありだそうです。
泉神社の基本情報
- 施設名
- 泉神社
- 参拝時間
- 24時間
- 定休日
- なし
- 住所
- 茨城県日立市水木町2-22-1
- 電話番号
- 0294-52-4225
- 公式サイト
- https://izumi-jinjya.com/
茨城で食べたい絶品グルメ3選
自然豊かで温暖な気候の茨城はグルメも充実しています。
かあちゃんの店(大洗町)
茨城沖の海では暖流と寒流が交わり、一年中魚が豊富で海の幸に恵まれています。そのため、「那珂湊おさかな市場」、「道の駅日立おさかなセンター」など、おいしい海鮮が食べられるスポットがたくさんあります。
どこで食べてもハズレはないのですが、一つだけ紹介するとなると、大洗にある「かあちゃんの店」でしょうか。大洗漁港直営のお店で、大洗で水揚げされた新鮮な魚を気軽に食べてもらおうと、漁師のお母さんたちがはじめたお店です。
お刺身が新鮮なのはもちろん、衣がサクサクと軽いかき揚げや、煮汁までおいしい煮魚で、大満足間違いなしです!
かあちゃんの店の基本情報
- 店名
- かあちゃんの店
- 営業時間
- 10:00~14:30(LO)
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始等
- 住所
- 茨城県大洗町磯浜町字東8253-1
- 電話番号
- 029-267-5760
- 公式サイト
- https://www.jf-oarai.com/mother
肉のレストランくらた(日立市)
茨城でおいしいのは海鮮だけはありません。ローズポークに美明豚、奥久慈しゃもなど、豊かな自然の中で育った茨城ブランドのおいしいお肉もたくさんあります。
「常陸牛」は、茨城県の指定生産者によって飼育された黒毛和牛の中でも、厳しい条件をクリアしたお肉にだけ与えられる称号。そんな常陸牛をいただくなら、日立駅から徒歩7分の「肉のレストランくらた」がおすすめ。厳選したA4・A5クラスのお肉のみのコースを、破格のお値段でいただけます。
程よく脂ののった常陸牛は、脂だけでなく赤身のおいしさでも定評があります。噛みしめるたびに口の中に広がる肉汁。やわらかいお肉はお年寄りから子どもまで、喜んで食べること間違いなし!
日立市には、レジャーランド、遊園地、動物園が一体となった巨大施設「かみね公園」があるので、家族でお出かけした日の夕ご飯で利用するのも良いですよ。
肉のレストランくらたの基本情報
- 店名
- 肉のレストランくらた
- 営業時間
- 17:00〜21:00(LO)
- 定休日
- 月曜日、火曜日
- 住所
- 茨城県日立市弁天町1-2-6
- 電話番号
- 0294-21-1387
- 公式サイト
- https://nikunokurata.jimdofree.com/
慈久庵つくば荘 酒趣(つくば市)
茨城県は20年以上連続して生産量日本一を誇るメロンの大産地。そんな茨城ならではのスイーツが「メロンまるごとクリームソーダ」。その名の通り、丸ごと冷凍したメロンの中に注がれているのは炭酸水。炭酸水なのに、メロン果汁が混じり極上のメロンソーダへと進化しています。シャーベット状の果肉も食感の変化にうっとり。
野外フェスでは5日間で15,000個以上売れた超人気スイーツです。
県内のイベントなどで販売されるメロンまるごとクリームソーダですが、つくばエクスプレス研究学園駅から徒歩3分の「慈久庵つくば荘 酒趣」では、1年中いただくことができます。茨城の食材に徹底的にこだわったこちらの居酒屋では、他にもおいしい茨城の食が楽しめます。
慈久庵つくば荘 酒趣の基本情報
- 店名
- 慈久庵つくば荘 酒趣
- 営業時間
- 18時~0時
- 定休日
- 火曜日
- 住所
- 茨城県つくば市研究学園5-13-11 MYU-MYUビル MYU-MYUビル 203
- 電話番号
- 029-267-5760
- 公式サイト
- https://www.facebook.com/syusyu.tsukuba/
宿泊するともっと楽しい茨城
あまり知られていませんが、実は茨城は温泉大国でもあるんです。海を眺めながら入れる絶景温泉、山の中の秘湯温泉など、観光とともに楽しめる良質な温泉が県内にたくさんあります。首都圏から日帰りでも楽しめる茨城ですが、1泊するとさらに旅を充実させることができますよ。